蘭の国から

植物と遊んで55年くらい。富貴蘭栽培歴だいたい50年。高知県に生息。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

柚子香

気温も下がり、柚子が黄色く色付いてきました。 ということで、今日は馬路村産黄縞、柚子香(ゆずか)です。 1990年1月7日、谷岡さんによって馬路村の柚子の木で採取され、数日後には我が家にやって来ました。 芸西産以上に細い葉ですが、葉肉が厚く、葉先がま…

薩摩大黄

今日は鹿児島産黄縞の薩摩大黄(さつまだいおう)です。 因みに「だいき」ではないですよ。 私の富貴蘭の師匠が作っていたもので、山採りされてから少なくとも30年、ひょっとしたらもっとずっと経っているのかもしれません。 松岡さんが作っていた時から殖えな…

キバナノセッコク『舞鶴』

今日はキバナノセッコク舞鶴です。あれから5ヶ月、かなり旺盛に生育して、にぎやかになりました。去年の秋芽と今年の春芽が競い合うように成長し、それぞれ29センチと28センチ、葉数は23枚と19枚、とかなりのボリュウムです。そして今年も秋芽が伸びてます…

続・牧野植物園寒蘭展

昨日の続き、牧野植物園寒蘭展です。 こちらは第2会場の和室です。 植物園で栽培されている株が、数鉢だけ置かれており、何とも風雅な雰囲気です。 床の間に置かれた室戸錦です。 全く手を入れずに自然に咲かせたことが見て取れます。 自然に曲がった花茎に…

牧野植物園寒蘭展

昨日は父と母を連れて、牧野植物園寒蘭展に行って来ました。 いい雰囲気ですね。 空前絶後の名花、豊雪です。 桃花の王者、日光です。 やはりこのあたりは時代を超えたスーパースターです。 他、目についた花をいくつか。 我が家からは水晶系の翠星と紫秀蘭…

渋い黒牡丹

今日は渋い黒牡丹を2つ。 こちらは先月の秋期大会でゲットした黒牡丹です。 かなり地味で写真では分かりづらいですが、縞はしっかり流れてます。 我が家にも地味な色の黒牡丹縞は幾つかありますが、また違うタイプだったので声を掛けてみました。 購入後に…

駿河三彩

今日は駿河覆輪の二重覆輪(三光中斑)、駿河三彩(するがさんさい)です 我が家に来てから三年程ですが、根がほとんど傷んで挿し木のような状態だったので、半分くらいのサイズになってしまい、 まだ一人前の大きさには戻ってません。 柄は完全に固定しているよ…

天明

今日は青軸二重覆輪の天明(てんめい)です。 最近の品種では、一番感動しました。驚きました。すぐ買っちゃいました。 実生品種は素晴らしい品種が出揃って、もうちょっとやそっとじゃ驚かないぞ、簡単には食いつかないぞ、と思ってたんですけどね。 アマミ系…

春雷

久しぶりのフウランですね。 今日は青軸後冴え黄縞の春雷(しゅんらい)です。 昭和の後期に先代の常磐園さんが九州産の木を入手され、世に送り出されましたが、 「鼓ヶ滝」と「朧月(ろうげつ)」の二つの名前で流通してしまったようで、 登録の際には内海さん…

ナギノハヒメカンラン

今日はナギノハヒメカンランです。 高知県室戸市吉良川町朴ノ木で中西克仁氏によって発見されました。 朴ノ木は古くからカンランとアキザキナギランの産地として知られていましたから、 同時期に開花する両種が交雑するチャンスがあったのでしょう。 同じく…

紫秀蘭素心

今日は紫秀蘭の素心です。 何も言葉はいらないですね。とにかく、ひたすら、ただただ美しい花です。 ランの素心の緑色の美しさでは、トップクラスでしょう。 水晶系寒蘭と、キバナノセッコクとの三種が私の中のトップ3です。 残念ながら来月の展示会の頃には…

カンラン「熟れる花」

今日は開花前の水晶系寒蘭の紅花です。 あと数日で開きそうです。 時間差で2本目の花茎が上がってますが、こちらの蕾はまだ真っ青です。 蕾は真っ青ですが、花茎には着色があります。 その茎の色がまるで蕾に移動したかのように、茎は青く、蕾は紅紫に変化…

水晶寒蘭

早咲きの水晶系がいくつか咲き始めました。 青花の翠星です。 11月上旬に咲くので、普通の寒蘭展向きの品種です。 中輪で花間が十分、花茎の伸びも良く、誰にも好まれる花だと思います。 水晶系は花持ちがいいため、このまま来月の展示会までハウスに置いて…

続・牧野植物園

昨日の植物園の続きです。こちらは牧野名物花皿鉢。 10年程前に私がはじめて作った時には、直径2メートルくらいの可愛いものでしたが、随分とでっかくなったものです。 はりまや橋に純信とお馬、よさこい節の一節です。 こちらは温室の中。 マダガスカル産…

秋の展示~牧野植物園

今日は高知市五台山の牧野植物園に行って来ました。 お隣りの竹林寺は今年五十年に一度の秘仏御本尊御開帳の年なので、まずは参拝を。 智恵の文殊大菩薩様にいろいろお願いしました。 境内には沢山の木々が生い茂り、特に春のサクラからツツジの季節と、秋の…

寒蘭その四

今日は特別気に入っている東洋町野根産の空海です。 美しい色ではありませんが、控えめで複雑な色合いの細い花弁に、不釣り合いなほどの大舌が何とも絶妙なバランスで、大好きな花です。 出来すぎていないところがいいですよね。と言っても賛同してくれる人…

寒蘭その三

今日はカンランの花のバラエティーの紹介です。 同じ青花でも大輪と小輪ではこれだけの差があります。 大輪の方は名ノ浦産の「明の星」で、小輪の方は九州産の「花王」という品種ですが、名前のイメージは逆の方がしっくりきますね。 個人的には小さい花が好…

寒蘭その二

今日もカンランです。 25年程前にはカンランの育種に夢中で、借金をして培養室まで作ってしまい、ずいぶん家族に迷惑を掛けてしまいました。 元来チャボなどにはあまり興味がなく、近い産地どうしの交配で、「ちょっといい花を」といった育種目標を立ててい…

寒蘭その一

今日は寒蘭です。 高知の11月は何と言っても寒蘭の季節です。 当地では単に蘭と言うと寒蘭のことを指すくらいですから、土佐はまさに寒蘭の国です。 毎週毎週、県内各地で展示会が開催されます。我が家の棚でも大分開花してきましたので、ぼちぼち紹介してい…

墨山

今日は墨山(ぼくざん)です。 知らない方が多いかもしれませんね。 山陰産で、雅草園さんが発表され、昭和から平成の初期に墨マニアの心を鷲掴みにした品種です。 松岡正伸著「風貴蘭」にも田口さんの「富貴蘭」にも掲載されています。 墨のせいで超小型種と…

南海雪虎

今日は高知産の稀少な虎斑、南海雪虎(なんかいせっこ)です。 今までいろいろな品種を作ってきましたが、登録品種中、作の難しさでは間違いなく別格稀貴品です。 このような木がよく自然界で枯れずに育ち、登録にまで至ったものだと思います。 細身の華奢な葉…